毛細血管を増やして、健康で若返り、病気知らずに
血流改善で免疫力アップ
毛細血管は酸素や栄養素を各所の細胞に届ける
ゴースト化すると胃腸や肌の栄養不足になる?!
血管はあるのに血液が流れないこの現象を、“ゴースト化”といいます。そして、使われなくなった血管はやがて脱落。
毛細血管は、加齢とともに減少します。20代と比べると、60代では30%、70代では40%も減ってしまうと言われてます。
毛細血管が減ると、血液が隅々まで行き渡らなくなるため、細胞の老化が進みます。
毛細血管の減少は、じわじわと体の機能を侵していきます。栄養分や酸素の供給、老廃物の回収が滞ることで、毛細血管の先にある臓器の働きも低下していくからです。
また、ウイルスや細菌から体を守る免疫細胞も届きにくくなります。すると、免疫力が弱まって、風邪をひきやすくなり、感染症やがんなどの病気になるリスクも高まるでしょう。さらに新陳代謝が鈍くなり、シワやシミ、白髪、抜け毛が増えるなど見た目にも影響します。
毛細血管は、免疫細胞を運ぶ役目も果たしています。ゴースト化になった毛細血管を再生し血流を増やすることにより、免疫力がUPすると考えられています。
一つ目は血流を増やすこと。毛細血管自身も血液で養われています。毛細血管に血液がしっかり流れることで、細胞同士がきちんとくっついて、血管もきれいに保たれるのです。血流を良い状態を長く保つ(血流改善)ことができれば、年齢を問わず血管を再生することが可能と言われています。
二つ目は、血管を緩めること。毛細血管は自律神経の指令によって収縮と拡張を切り替えています。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、一般的に年齢を重ねると副交感神経の働きが落ち、交感神経が優位になりすぎる傾向が。交感神経が優位になると、毛細血管の入り口にある筋肉がキュッと収縮して毛細血管の血流が抑えられてしまいます。逆に、副交感神経が優位になると毛細血管の筋肉が緩み、末梢まで血が巡ります。ですから、毛細血管にしっかり血液が流れるようにするためには、意識的に副交感神経が優位な状態を作ることが大事なのです。