CPAPいつまで続ければいい?|You-MOST
2019/12/21
CPAPはいつまで続ければいいのか?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は昔「贅沢病」と呼ばれていた時代もあります。
要するに、贅沢しすぎた結果肥満になり軌道を閉塞させてしまう・・・と考えられたこともあったようです。
しかし、日本でPSG検査(ポリソムノグラフィー検査:睡眠中の脳波、心電図、筋電図、呼吸、いびき音などを測定、主にSAS患者を見つけるための検査)が増えていくと、意外にも太っている人だけではなくSASの患者さんが多いことに気付いていきました。
前述のように「太っているからSASになる」のであれば”ダイエット”でSASを根治できたりするかもしれませんが、骨格や舌のバランスの問題であれば根治の方法は無いに等しいと思われます。
耳鼻科の先生でOPE(手術)によって根治するケースもあるという先生もいらっしゃいますが、OPEした患者さんから「痛い思いをしてOPEしたのにCPAPへ戻ってきた」という人も。ケースバイケースのようですから主治医の相談されることは賢明でしょう。
根治できないと分かったら、上手く使う方法を見つけることが肝要ではないでしょうか?
いつまで続けたらいいのか先生はよく聞かれるようで、
「眼鏡と一緒で一生付き合っていくと考えてください」と答えるそうです。
根治させる画期的な方法が見つかるまではCPAP治療に前向きに取り組まれる方が「嫌だ嫌だ」と逃げている人より上手になっているのは確かに感じるところです。
良い治療法が見つかれば、随時発信していきたいと考えています!!