CPAPを使ってもAHIが残る?

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CPAPを使ってもAHIが残る?|You-MOST

2020/01/08

CPAPでは退治できない無呼吸の正体

正月休みも終わり、本格的に始動し始めた方も多くなっているのではないでしょうか?

今日はCPAPユーザーにとって少し怖い話をします。

 

CPAPは睡眠時無呼吸症候群を退治してくれる装置と思って使っている方がほとんどですよね?

確かに閉塞型の無呼吸(OSAS)に対しては抜群の効果があります。

使用する機種によって、多少の差があるものの日本国内で薬事承認された器械であれば、まず問題がない程度に無呼吸を回避してくれます。

 

しかし、閉塞型は閉じた気道または閉じかけた気道に「陽圧」をかけ押し広げることによって気道が確保でき無呼吸にならないようにできるのですが、やっかいな無呼吸は「中枢型」と呼ばれる無呼吸です。

睡眠時無呼吸症候群の患者様の中に数%しかいませんが、確かに存在します。

 

中枢型無呼吸とは気道が開いているのに「呼吸をしない」無呼吸のタイプです。

脳から「呼吸を止める指令」が出ているのか「呼吸をしなさいという指令」が出ていないのか・・・

何れにせよ、気道を広げて無呼吸を回避するCPAPには対処することができないタイプの無呼吸です。

 

でも、圧力の調整を微調整することでAHIを低値にすることができます。

弊社の管理する器械を使っていただいている方の中にも何名か居られますがほんの数%で、AHIは10未満に抑えられています。

 

そんな人たちの中で、ある1人の人の年末のデータがおかしくて質問しました。

この日とこの日とこの日はAHIが高かったのですがお酒を飲みましたか?

すると、その3日は「忘年会」があり飲んでました。そんなことまでわかるのですか?

と、驚いてました。

 

データはAHIが高いうえにCSR(チェーンストークス呼吸)と云われる呼吸をしていた時間が長く示されていました。

多くの場合は心臓に起因する独特の呼吸で、飲みすぎたことによって血中の水分が上昇していたことが原因ではないかと思われます。

 

「どうすれば?」との問いに「これが現実なので、それを踏まえて自己判断してください」とお伝えしました。

飲むことが生き甲斐・・・と思われている方も多いので、軽々なことは言えませんが「ほどほどに