呼吸と循環|You-MOST

お問い合わせはこちら

お知らせ

呼吸と循環|You-MOST

2020/01/28

生命維持に大切なこと

我々の「生命維持」にとって一番重要になっているのは「呼吸」と「循環」です。

皆さんは意識したことがあるでしょうか?

 

もちろん、食事をとって栄養を確保することも大事ではありますが、心臓が止まったら?呼吸が止まったら?どちらの場合も「数分」で生命の危機に陥ります。

それだけ重要なことなんです。

 

全国の消防署で救命講習が開催されています。

皆さんも是非一度は受けてきていただきたい内容です。

色々なニュースや事件がありますが、救命講習を受けたことがある人が近くにいたら助かった命はあっただろうなと思うことがあります。

 

あなたの目の前で、身近な人が命の窮地に立たされていた時に「救命講習」を受けていれば助けられたかもしれない命を失わせてしまうかもしれません。

せめて、救急車が来るまでの間、ただ待つのではなく蘇生行為ができていれば何かが変わっていたのでは?と、後悔しないためにも是非受けていただきたい講習です。

 

当然、私も受けています。

それが活かされた場面に遭遇したことはありません

しかし、それがあったことで勇気を持てたことはありました。

 

 

15年以上前になりますが、GWに子供たちを連れて「釣り」に行ってました。

帰ろうとしていると沖の方から「アーッ・・・アーッ・・・」という子供の声。

沖の方を見ても何も見えなかったが、前から携帯電話で話しながら向かってくる人がいる。

「どうしました?」と聞くと

子供が流されている」と

「警察ですか?」と電話しているその人に尋ねると

「海上保安庁。警察は無理で、海上保安庁が出動してくるが30分以上はかかるみたい」と

よーく見てみると、100mほど先でその父とみられる人が長い棒でバシャバシャ海面をたたいている光景が飛び込んできた。

 

じゃあ、行くわ!」とシャツとパンツ、くつ下姿になり海へ。

子供にたどり着くまではアッと言う間でした。

その子は私の腕をつかみましたが、その瞬間に少し沈んだためすぐに離してくれました。運よくダウンジャケットを着ていた少年は、その浮力で浮いていたのです。

 

色々と岸までの運び方を変えながら、最終的にはその少年をビート板のように靴を持って押しながら泳ぎました。

しかし、岸まであと10m程になり子供たちの声がかすかに聞こえるようになったとき「体力の限界」がやってきました。

 

もう足が動かない・・・「このまま自分だけ、一旦足の着くところまで戻り回復してからもう一度」とも考えたが「足がつかないか試してみた」

「やっぱり無理か・・・」と思った瞬間、目一杯伸ばした足先に「チョン」と地面が触ったではないか!

「あぁ、良かった。助かった!」とチョンチョンとケンケンをしながら数メートルすると浅瀬になり、少年にも「もう立てるよ」と声をかけた時、岸辺に救急隊が現れました。

 

少年は早々に引き上げてもらっていたが、私は水中でも足を上げることすらままならないので救急隊には少し待ってもらい、後に引き上げていただきました。

 

引き上げた少年は「外国人」で、今頃は20代後半ぐらいかな。

今はどうしているのでしょう?

人のために役立てられている命あれば、何も言うことはありません。

 

話は大きく反れてしまいました m(__)m

蘇生のノウハウがあれば身近な人の命を守れることがあるかもしれないので、是非「救命講習」を受講してください。