呼吸と循環2|You-MOST

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呼吸と循環2|You-MOST

2020/01/30

あらためて

私の医療機器屋さんとしての経験の半分以上が「人工呼吸器」を取り扱っていました。

そう、生命維持に必要な「呼吸と循環」の呼吸に特化していた訳です。

 

「呼吸とは?」と聞かれると

「酸素(O2)を取り入れ二酸化炭素(CO2)を排出する」と答えてくれる人はたくさんいます。

 

そのメカニズムはこうです。

呼吸は「換気」と「拡散」という仕事をしています。

「換気」は空気を吸って肺に取り込み、鼻や口から吐き出す行為。

「拡散」は全身を巡って心臓(右心房)に戻ったCO2いっぱいの血液が肺にやってきて、肺胞の毛細血管でCO2を肺胞へ出してO2を血液に取り込む作業です。

 

肺胞に捨てられた?CO2は換気の「呼気」によって体外へ排出され、換気の「吸気」によって新鮮な空気に含まれるO2を肺胞へ取り込みます。

呼吸の途中でも、呼気を終了しても肺胞には空気が残っていて、常に流れている血液は肺胞の毛細血管で「拡散」しています。

 

肺胞での拡散(ウィキペディアより)

青い血液は「静脈血」を意味し「CO2が多い状態」を表しており、赤い血液は「動脈血」で「O2をたくさん含んでいる状態」を表しています。

 

ここまでは「肺」の働きについてであり「呼吸」を細かく説明しただけにすぎません。

 

以前にも表現したように、私たちが意識している血管(手の甲などに見られる血管)は「高速道路」であり身体の隅まで栄養や酸素を運ぶための大きな道路です。一般の生活道路こそ我々に必要な栄養や酸素を運んでくれる大切な場所であり、体内で例えると「毛細血管」に当たるのです。

 

高速道路で荷物を運んでいても、必要とする家庭に荷物を届けなければ人々の生活が成り立たないように、毛細血管で重要なやり取りを行っているわけです。

 

だから血管全体の95%を占め、大切な役割をしているのです。

そこでの血流がいかに大切であるか?想像できるのではないでしょうか!

 

まだ、説明しきれていないので、次の機会に