呼吸と循環3

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呼吸と循環3|You-MOST

2020/02/03

生命維持には欠かせない「循環」についてのお話をします。

これがすべてではありませんが、大切なことだけをピックアップして紹介します。

 

「循環」の源は「心臓」です。

人の身体の中で、血液が心臓を起点に循環しています。

心臓には4つの部屋があり、「左心房」、「左心室」、「右心房」、「右心室」の順に巡っていきます。

 

左右それぞれの心房と心室は「」で区切られているだけなので、部屋を移動するイメージです。

血液は左心室から大動脈→動脈を通って全身に運ばれ、静脈→大静脈を通って右心房へ戻り、右心室から肺へ運ばれます。肺から左心房へ戻り、再び左心室から全身に運ばれるというサイクルが循環の基礎です。

参考(時事メディカル)

上の図には表記されていないのですが、各臓器や細胞の隅々まで毛細血管が張り巡らされています。

 

全身を巡る血液は、脳や筋肉、脂肪などの細胞で「酸素O2」を消費して「二酸化炭素CO2」を排出します。

各臓器ではそれぞれの働き、肝臓では解毒作用、腎臓ではろ過作用、すい臓は分解などいろいろな場所へ分散して運ばれ静脈を通り心臓(右心房)へ戻ります。

 

戻ってきた血液のすべてが右心室より肺へ送られ、肺胞の毛細血管で「拡散」というCO2とO2の入れ替えが行われ、きれいな血液(O2をたくさん含んだ血液)になって心臓(左心房)へ戻り、また左心室から全身へ運ばれていきます。

 

これが循環の大まかな話です。

ご理解いただけたでしょうか?

しかし、さらに大切な「毛細血管の働き」については次の機会に