診療報酬制度と矛盾|You-MOST

お問い合わせはこちら

お知らせ

診療報酬制度と矛盾|You-MOST

2020/02/17

先日、このような方がいらっしゃいました。

PSG検査で3万円程度払い、結果がAHI38.4だった。

CPAPを使うためにもう一度同じ費用の検査をしなくてはいけない・・・

 

日本では「診療報酬点数表」に基づいて医療費が設定されています。

これは、ある人が病気を疑って診察を受け、検査結果をもとに診断されて治療を行うまでにかかる費用に差が出ないようにするためです。

 

この「差」というのは、A病院とB病院だったり、aさんとbさんという差です。

もちろん、収入や身体障害の度合い(生活保護など)など個別の理由で一部負担金が違ったり、救急病院と町医者などの医療機関の差によって多少の差はあります

 

ですが、基本的には「同じ検査」「同じ治療」であれば、すべての人に平等に医療は考えられています。

・・・いろいろ言いたいことがあり、脱線気味な話でごめんなさい。

 

本題に戻します

このSAS(睡眠時無呼吸症候群)という病気に対する検査には大きな矛盾点を感じています。

 

A病院(救急も受けている大きな病院)

PSG検査・・・9265点(1点10円)約10万円。自己負担は約3万円。特に監視するわけでもなく病棟スタッフがいるからという状態

Bクリニック(SASを専門的に扱うクリニック)

PSG検査・・・3960点(1点10円)プラスα(付随する検査内容によって前後する)。自己負担は2万円を超えないようにしている施設もあるがプラスαの部分で差があり。アテンド(常時観察)する技師がいて、少しの変化にも即対応することが可能

 

Aのような病院がすべて同じ、Bのようなクリニックがすべて同じ・・・と言っている訳ではありませんよ!

 

でも、同じ3万円出すならBクリニックで!と、思ってしまいます。

2万円しか払ってないのにアテンドしてくれたよ・・・は、ハッピーですね。

これ以上続けると「混乱を招くから」・・・と指導されるかもしれないので m(__)m

 

前述のような方が「CPAPでの治療を希望している」のであれば、無呼吸や低呼吸の基準になる部分を見落とさず解析したら40を超えるかも知れないですね。40を超えれば2回目の検査が必要なくCPAPを導入できる基準が設けられているのです。

 

弊社が取引させていただいているクリニックのスタッフルームには「医の倫理綱領」が掲示されています。それを読むたびに「尊敬」します。

 

 

医の倫理綱領

 

 医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、人類愛を基にすべての人に奉仕するものである。

 

1.医師は生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。

2.医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける。

3.医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。

4.医師は互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。

5.医師は医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守および法秩序の形成に努める。

6.医師は医業にあたって営利を目的としない。

 

弊社の名前の由来である「あなたにとって最高の選択肢を」という気持ちを忘れないように、背筋を伸ばして、胸を張って堂々と医療のお手伝いをさせていただきます!!